大阪市営地下鉄で、30年ぶりにファッションショー開催

   大阪市営地下鉄御堂筋線の車内で、7日、「チカテツコレクション」と銘打ったファッションショーが開催されました。 大阪市営地下鉄80周年と大丸梅田店開店30周年を記念したコラボレーション企画で、車内でのファッションショーはなんと30年ぶり。1983年4月27日に大丸梅田店が開業し、翌月、市営地下鉄開業50周年記念イベントで共催して以来だそうです。

   大阪市交通局といえば、年々乗客数が減少し、民営化の話も取り沙汰されています。一方、大丸梅田店も、梅田阪急やグランフロント大阪などの開業で最近は客数が伸び悩んでいます。両者がタッグを組むことで、顧客の注目を集めようというのが狙いのようです。

 
人気モデルの秋元梢さんもスペシャルゲストで登場
人気モデルの秋元梢さんもスペシャルゲストで登場

 「チカテツコレクション」が行われたのは、一昨年12月に御堂筋線でも運行を開始した新型車両30000系。御堂筋線のカラーである赤い縦のラインに数字が入った外観デザインの車両で、天井が高く、座席下の機器を取り払うことで開放感を増した車内が特徴です。参加者のなかには初めて乗る人も多く、「座席の下に荷物を置けるのが驚いた」「乗り心地も抜群」と車両に対する評判も上々でした。

 

 ショーは10両編成のうち中間の2両を使い、御堂筋線新金岡駅から梅田駅まで走行する約30分間で行われました。招待されたのは、抽選で選ばれた一般女性80名で、なかには七夕に合わせて浴衣を着てきたというOL2人組も。参加者たちは、滅多に入れない中百舌鳥検車場で臨時列車に乗車しましたが、この時点でテンションがあがった人も多いのでは。

 

 ショーに出品されたのは、大丸梅田店5階うふふガールズの「三愛水着楽園」と11階浴衣売り場から今夏一押しの水着と浴衣、それにコーディネートする1階「インプレッション」のカラフルなビニールバッグとサンダルなど。合計20ルックが披露されました。参加モデルは、元横綱・千代の富士の次女でファッションモデルとして活躍する秋元梢さんをはじめ、関西発のファッションカルチャーマガジン「関西ガールズスタイル」の読者モデルら18名。水着と浴衣のデザインが可愛いのはもちろんですが、それらを着こなすモデルたちが楽しくランウェイを歩き、可愛い笑顔を振りまいていたのも印象的でした。

 

 大阪市在住の大学生2人組は「すごく間近で観られたのがいい。今まで見たことのないデザインが多く、欲しくなった」といい、早速、ビーチに行く予定を立てたのだとか。和歌山から通学する女子大生は「普段乗っている電車がこんなに新鮮に感じられるとは思わなかった。好きなモデルさんを近くで見られてうれしかった」。OL2人組も「浴衣の小物使いや着こなし方が参考になった。イベントの後で売り場に見に行きたい」と話していました。

 

 今年の浴衣の傾向は、いままでにない大胆な色使いや着こなしが登場していること。古典柄を着物風に着る流れは変わりませんが、大丸梅田店では「古典柄の浴衣にストライプの帯を合わせたり、古典柄に猫が描かれていたりと、おもしろい柄や組み合わせに注目している」(広報担当)といいます。また、洋服のようにカジュアルにも着こなせる浴衣が新たに登場しています。ショーに出品された浴衣ブランド「mitasu+」は、デニム生地やチェック柄、バックプリントなどが特徴。インナーにTシャツを着たり、ヒールとソックスを合わせたりと、普段にも着られる新感覚の浴衣です。

 大丸梅田店では8月20日まで浴衣売り場を展開。今年はメンズの浴衣売り場を拡大し、前年比3~5%増をめざすといいます。

 

 一方、今年の水着は、ネオンカラーなど発色のいいビビッドカラーが主流です。デザインは肩ひもなしのバンドゥービキニが人気で、ショーでも、ひまわり柄のワイヤー入りバンドゥや、ボーダーとリボンが印象的なデザインのものが登場していました。