アクアリウムとアートを融合し、独特の美の世界と空間を創造する「アートアクアリウム展」が今年も大阪梅田に登場。3月2日まで、阪急うめだ本店9階の阪急うめだホールで開催されている。
同展覧会は、アートアクアリウムアーティストの木村英智氏が2007年から手がけてきたもので、これまでに累計約445万人を動員。昨年は大阪梅田からスタートし、博多、東京、名古屋、京都と巡回して1年間で200万人近い来場者を魅了した。
「金魚シリーズ」は、和をモチーフにデザインされた水槽と光、映像、音響など最新の演出技術を融合した人気シリーズ。約30種類の色とりどりの金魚を「生きた芸術品」として鑑賞できるのが魅力だ。
驚くのは、アートアクアリウムの水槽が常に透明で透き通った状態に保たれていること。その秘密は、生態系を存在させ、魚を生かす知識と技術にある。「そして、毎日閉館後から翌日の開館時間まで、プロのスタッフが徹夜で生体管理を行い、アートアクアリウムを維持している」という。
今回は、関西初披露となる大作「大奥」と「ビョウブリウム2」のほか、クラゲの舞を表現した「スペースジェリウム」も見所。幻想的で華麗なアート空間で金魚を間近に鑑賞できる、体感型展覧会という発想がおもしろい。
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