阪急メンズ大阪2017SSエキシビションは80'Sに注目

 

 阪急メンズ大阪は3月3日夜、恒例の「阪急メンズ大阪 ファッションエキシビションナイト」を開催した。今回のテーマは「BACK TO ’80S」。80年代に流行ったポップスやディスコナンバー、映画音楽が館内に流れるなか、人気アーティストのライブパフォーマンスや注目ブランドのファッションショーが披露された。

 スペシャルトークショーには、ファッションディレクターであり、FORZA STYLE編集長の干場義雅氏が黒のレザージャケットに黒のパンツスタイルで登場。「今シーズンは気分的に“黒“が戻ってきている。ファッション誌でも黒を提案しているブランドが結構多い。80年代ファッションでいえば、ミラノコレクションでも肩パットが入ったジャケットがたくさん出ていた。80年代にファッションに影響された世代が今、時代を作っていて80年代、90年代ファッションが戻ってきているのだろう。ただ、80年代がそのままリバイバルしているわけではなく、いまのテイストをどれだけ入れられるかがポイントになっている」と語った。

 国内外の注目ブランドを独自の視点でセレクトする編集売り場「ガラージュ D.エディット」の特設ステージでは、「ヨウジヤマモト」のほか、今シーズンから取り扱いをスタートした「オールモストブラック」の17年春夏コレクションが披露された。デザイナーの中嶋峻太氏と川瀬正輝氏が15年秋冬に立ち上げた同ブランドは「POST JAPONISM」をコンセプトに、古くから日本人に愛されてきた「褐色」の服を提案。スナップボタンでシルエットやサイズを自在にアレンジでき、バックには刺繍をあしらってたデニムジャケットなどを発表した。

 他には、「イッセイ ミヤケ メン」「ヘルノ」「ヴィヴィアン ウエストウッドマン」「ロイ ロジャース」などがフロアショーを開催。アンダーウェアショーには、昨年から取り扱いを再開した「TOOT」など23ブランドが出品し、今年も大いに盛り上がりを見せた。