「センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ」の旗艦店が心斎橋にオープン



 アーバンリサーチが手がけるファストファッション「センスオブプレイス」の旗艦店が、11月14日、大阪ミナミの心斎橋筋商店街にオープンした。

 八幡筋と三ツ寺筋の間の通りに初の路面店を出店。約120坪の売場はレディス、メンズ、グッズ、コスメで構成し、直営カフェ「グリーバー」も初めて併設した。初年度売上高は約7億円を見込んでいる。



 心斎橋筋商店街に出店した理由について、同社事業本部第二営業部の河本貴一部長は、外国人客を含めた集客力の高さをあげる。「心斎橋筋商店街にはアーバンリサーチストアを2010年にオープンしたが、毎年10%ペースで売り上げを伸ばしている。その顧客の約3割が外国人観光客。センスオブプレイスは海外進出を視野に入れており、外国人客も含めて通行量の多い心斎橋でブランドの魅力を発信していく」という。



 カフェ「グリーンバー」は、アーバリサーチストア東京スカイツリータウン ソラマチ店、アーバンリサーチ表参道ヒルズ店、同神南店に続く4店舗目。心斎橋店は、昭和初期にホテルとして使用されていたレトロな建物を生かし、屋外空間に座席を設けた。スムージー、コーヒー、ベーグル、スープなどを提供し、スープランチも用意。心斎橋店には調理スペースを設け、店内で仕込んだ新鮮な野菜のスムージーを提供する。


 同ブランドは、グランフロント大阪、名古屋ゼロゲートなどに出店し、同店

で19店舗目。年内はイオンモール浜松市野 グランツリー武蔵小杉、イオンモール岡山、横浜の相鉄ジョイナスと出店が続く。さらに来年3月には、原宿にカフェ、フラワーショップを併設した路面店を出店する予定だ。

 


 「出店ペースと売れ行きは当初の計画通り」と河本部長。今秋からはSPAに強い外部デザイナーと契約し、MD面をさらに強化する。また、音楽の番組制作などを手掛けるスペースシャワーネットワークと組み、人気アーティストとのコラボでターゲット層への発信力を強めていく。